命を救った4人のリレー~消防協力者に対する感謝状授与式

平成28年12月12日にとかち広域消防局にて、消防協力者に対する感謝状授与式を行いました。協力者は志村和信氏、渡邊久恵氏、吉田勉氏、春山文代氏の4名。4名は平成28年10月3日にエスタ帯広で突然意識を失った男性に対し、協力して救急救命活動を行ったことにより男性の命を救いました。

【救急事案の概要】
平成28年10月3日9時35分頃、帯広市西2条南12丁目にあるエスタ帯広内において、ハローワークを訪れていた57歳男性が突然意識を消失し卒倒。その物音を聞いたハローワーク職員の志村氏が駆け寄ったところ、反応、呼吸が無かったため、周囲に119番通報とAEDを取りに行くよう依頼し、胸骨圧迫を実施。志村氏の依頼により、ハローワーク職員の春山氏が119番通報、隣接するジョブカフェ帯広職員の渡邊氏がAEDを取りに向かいました。JR帯広駅警備員で救命講習受講歴のある吉田氏は、急病人発生の情報を聞き駆け付け、志村氏と交代し胸骨圧迫を実施。ほぼ同じくしてJR帯広駅1階中央の待合室から渡邊氏がAEDを持って到着。志村氏、春山氏と協力し3人でAEDを装着。AEDによる解析の結果、電気ショック適応の判断があり、電気ショックを実施したところ、急病人が意識を取り戻したもの。

男性は現在、後遺症もなく軽快退院しており、迅速かつ適正な応急処置を施し救急隊へと引き継いだ、まさに救命のリレーによって男性の命を救ったものです。

救命活動を行った4名には、小田原消防局長より感謝状が授与されました。

前列左から春山氏、吉田氏、志村氏、渡邊氏。

2016年12月12日