令和5年度署長査閲訓練を実施しました
帯広消防署では、令和5年11月9日(木)・10日(金)の両日、柏林台出張所において「令和5年度署長査閲訓練」を実施しました。
本訓練は、消防署長による消防力の確認を目的として、「市内において震度6強の活断層直下型地震が発生し、各所において火災事案(建物・中高層・危険物)、救助事案及び地震に起因する救急事案が同時多発している。」との想定により、2日間で延べ20隊132名が参加し、帯広消防署としては過去最大規模となる訓練を実施しました。
消防車(水槽付きポンプ車・大型水槽車・ポンプ車)、化学車、梯子車(屈折・直進式)、救助工作車、救急車、指揮車が集結し、会場内の各想定ブースで同時に活動を展開しました。
今後も各種訓練等を通して消防力を強化し、住民の安心安全の確保に努めてまいります。
←消防車(水槽付きポンプ車・大型水槽車・ポンプ車)・化学車・梯子車・救助工作車・救急車・指揮車が集結しました。
←梯子車2台と消防車(水槽付きポンプ車)で連携した中高層火災想定訓練
「共同住宅4階住居から出火。ベランダで火煙に晒され、助けを求めている人がいる。」との想定。梯子車2台が援護注水と要救助者の救出に分かれ、連携の取れた活動を実施しました。
←水力換気ノズル(コブラ)を使用した建物火災想定訓練
「黒煙が噴出し、火災が発生。建物内に逃げ遅れた人がいる。」との想定。消防隊が連携し吸排気のため開口部を選定後、火勢鎮圧及び要救助者の救出を実施しました。
←救急事案想定訓練(循環血液量減少性ショック)
「地震により避難する際に転倒し、ガラス片で右大腿部を負傷。多量の出血あり。」との想定。専用器具(ターニケット)を使用した止血及び医師の指示のもと、救急救命士による特定行為(静脈路確保)を実施しました。
←救助隊と梯子隊が連携した宙吊り救助想定訓練
「ビルの外壁工事を実施していた高所作業員が地震により墜落。宙吊り状態となり、呼びかけに反応がない。」との想定。特別救助隊が都市型救助資器材にて上階から進入し、地上からの梯子隊と連携し救出を実施しました。
←放水銃(ターレット)を使用した危険物火災想定訓練
「危険物施設から出火し、火の熱量が高く接近が困難で、熱による容器崩壊の危険性あり。小規模ながらボイルオーバー等の危険性がある。」との想定。化学車2台が連携し、警戒区域の設定、耐熱服及び放水銃を使用した危険物火災における活動を実施しました。