帯広消防署柏林台出張所に配置している水槽付消防ポンプ自動車を更新し、令和５年８月８日から運用を開始
しました。

◆基本仕様

　消火に使用する水2,000Ｌを積載し、帯広消防署として４台目となる圧縮空気泡消火装置を搭載しました。この
ほか、雪道や悪路において発進性能の高い走破性に富んだ四輪駆動方式を採用し、塗装の劣化やサビの進行を抑え
る装置を備え、車両各部の照明にＬＥＤを採用するなど、耐久性に配慮した仕様としています。

◆主な車両装備等

　建物火災発生時における要救助者及び火点の早期発見、水損防止など効果的な災害対応を展開することを目的と
して、帯広消防署の消防隊で初めて大型送風機、水力換気ノズル、個人携帯警報器等を装備しました。

　大型送風機（ラムファンGX350）

▶遠くまで強い風を送ることができる資機材です。
　迅速に火災が発生している部屋の温度を低下させる時や、煙・有毒
　ガスの排出を行う時に使用します。

 

 

水力換気ノズルCOBRA（コブラ）

◀火災が発生している部屋の排煙・排熱を行うことができる資機材
　です。
　この資機材を使用することで室内環境（視界・熱）が改善され、
　より安全で迅速な人命救助及び消火活動が可能となります。

 

 

　個人携帯警報器（モーションスカウト）

▶建物進入時に隊員が装着する個人携帯警報器です。
　隊員の動作を感知し、一定時間静止状態が続くと、自動で音と光
　による警報を作動させ、隊員が危険な状態にあることを他の隊員
　に知らせることができます。また、隊員自らが助けを呼ぶために
　手動で作動させることもできます

 

　

　新たな車両に搭載した機能を駆使し、火災の延焼拡大の防止及び早期の火災鎮圧に努め、住民サービスの向上を
図ってまいります。