中南米の消防士が十勝の広域消防を研修(帯広市・浦幌町)

 12月の3日から20日にかけて、中南米から12名の消防士・救急救命士が来日し、十勝の消防・救急などについて研修を行いました。

 この研修は、JICA(独立行政法人国際協力機構)による開発途上国の青年研修の一環で、とかち広域消防局での研修を中心とした「広域消防・救急救命コース」は昨年に続いて今年で2年目。今回は中南米の5カ国(アンティグア・バーブーダ、ベリーズ、セントクリストファー・ネーヴィス、セントルシア、スリナム)からの参加となりました。

 研修では、日本の消防組織の成り立ちや十勝の消防体制などのほか、浦幌消防署を訪れて津波災害への対策などについても説明が行われました。

 研修を終えた研修生からは、中央集中型の指令システムや日本に古くからある消防団が災害対応力の強化につながるとして自国でも参考にしたいと話していました。