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第3回とかち広域消防局消防職員意見発表会を開催しました

12月4日(水)にとかち広域消防局庁舎にて、「第3回とかち広域消防局消防職員意見発表会」を開催しました。

 

この発表会は、消防職員が業務に対する提言や改善すべき課題、日々の職務への思い等を自由に発表し、組織の活性化や職員相互の研さんに役立てることを目的に、毎年各地で開催されており、 今回は15名の職員が、ITや科学技術の発展に伴う提案や職員の日常業務などをテーマに発表しました。

 

受賞した3名は、来年1月17日(金)に釧路市で開催される第44回道東地区消防職員意見発表会に、とかち広域消防局の代表として出場します。

 

【最優秀賞】
水上 翔太(帯広消防署)ー「子どもたちの尊い命を守るために」
【優秀賞】
正者 瞭(陸別消防署)ー「キッカケ」
寺嶋 優佑(帯広消防署)ー「災害初動を担う部署として」
 

 

 

2019年12月06日

北海道ブロックDMAT実働訓練に参加しました

 令和元年11月16日(土)・17日(日)、帯広厚生病院を拠点に北海道ブロックDMAT実働訓練が十勝管内で初めて開催されました。

 

 DMATとは、「Disaster Medical Assistance Team」の略で、医師・看護師・業務調整員で構成され、大規模災害や多数の傷病者が発生した事故現場など、急性期から活動できる機動性を持った災害派遣医療チームのことです。


 本訓練には、消防局から41名が参加したほか、全国から集まったDMAT隊、函館市立函館病院の道南ドクターヘリ、北海道警察航空隊ヘリ、とかち帯広空港、帯広高等看護学院の学生が参加しました。


 16日は、音更消防署にて現場救護所訓練が開催されました。
 訓練は、地震により多数の傷病者が発生した想定で行い、現場での救護活動、道南ドクターヘリ、DMAT車両、救急車両での搬送など、関係機関との活動手順を確認しました。


救急隊による搬送

道南ドクターヘリによる傷病者搬送

救急指揮所での傷病者把握と搬送指示

現場救護所内での救護活動

 17日は、とかち帯広空港、広尾町国民健康保険病院、日本赤十字社清水赤十字病院、大樹町立国民健康保険病院において患者移送訓練が開催されました。
 訓練は、地震が発生した想定で行い、道南ドクターヘリ、北海道警察航空隊のヘリ、救急車両を使用して、被災した患者を医療機関へ搬送する手順を確認しました。


北海道警察航空隊のヘリによる患者搬送

本部による状況把握及び搬送の調整

移送患者の引継ぎ

道南ドクターヘリへの患者引継ぎ

 今後も、住民の安全・安心を第一に、関係機関との連携を強化していきます。

2019年11月27日

帯広厚生病院災害訓練に参加しました

 令和元年9月21日(土)に帯広厚生病院にて令和元年度帯広厚生病院災害訓練が開催され、消防局から42名が参加しました。


 帯広商工会議所様、帯広高等看護学院様にもご協力をいただき、地震により多数の傷病者が発生した想定で訓練を行いました。現場での救護活動、医療機関への搬送、傷病者引継ぎなど一連の流れを再確認しました。


 今後も、住民の安全・安心を第一に、関係機関との連携を強化していきます。

 

傷病者役の帯広高等看護学院の学生

救急隊のトリアージ

病院への傷病者引継ぎ

帯広商工会議所会員企業様の初期消火

消防隊と連携した搬送訓練

指揮所での状況把握と各隊への指示

 

 

 

 


2019年10月02日

モンゴルの消防士が消防局を研修

 令和元年8月から9月にかけて、JICA(国際協力機構)青年研修「広域消防・救命救急コース」のプログラムの一環として、モンゴルの消防関係者12名が来日し、日本の消防・防災について研修を行いました。


 モンゴルは約156k㎡と日本の4倍程の広大な面積を有しており、内陸性の乾燥気候と標高約1,300mの高地であるため、冬の気温は零下40度にまで達する寒冷地域となっており、冷害、水害等による甚大な自然災害が発生している現状です。また人口増加に伴い急速な都市化や農村地区(ゲル地区)の拡大が進む中で、火災件数も増加しており、災害に対する専門員も不足するなか、各種の課題解決に取り組むためにも、日本の消防について学びに来日されました。


 とかち広域消防局では数日間に渡り様々な講習を実施し、車両・資機材等の見学や、十勝全域からの119番通報を受付ける指令センターの見学、陸別消防署の施設見学、帯広消防署の合同訓練の見学等を行いました。


 研修の最後には、国際協力機構北海道国際センター(JICA帯広)にてテーマごとに日本で学んだことについて研修員による発表会等も行われました。

 

 

2019年09月10日

第48回全国消防救助技術大会に出場します

 第48回全道消防救助技術訓練指導会の結果、とかち広域消防局から3種目4名が『第48回全国消防救助技術大会』に出場することにりました。たくさんの応援ありがとうございました。

 

 全国大会でも活躍できるよう、消防救助技術の向上に励み、住民皆様への安心安全の確保に繋げていきますので、引き続き、応援のほどよろしくお願いします。

 


【全国大会出場隊員】

 ・ロープブリッジ渡過 前田 竜一(浦幌消防署)

 

 ・はしご登はん    長野 天飛(芽室消防署)

 

 ・ロープ応用登はん  大浦 洋貴・三浦 寛史(芽室消防署)

 

【全国大会概要】

 ・日時  令和元年8月25日(日)

      午前9時~午後4時30分

 

 ・場所  岡山県岡山市中区桑野116-3

      岡山県岡山市消防教育訓練センター

 

とかち広域消防局から全道消防救助技術訓練指導会に出場した隊員

2019年08月07日

消防協力者に対する感謝状贈呈式

令和元年7月23日、とかち広域消防局にて、消防協力者に対する感謝状贈呈式を行いました。
受賞者の渡辺洋一郎氏による迅速かつ的確な救助活動により1人の男性の命が救われました。

【人命救助事案の概要】
令和元年5月24日21時36分頃、芽室町で発生した木造平屋建て一般住宅の建物火災において、渡辺氏がランニング中に付近を通りかかり火災を発見、直ちに119番通報を行った後、室内に入り、意識朦朧状態であった男性を発見し屋外へ救出しました。男性は救急車で搬送されましたが現在、後遺症もなく無事に退院されています。

上田消防局長より感謝状が贈呈されました。


左から松久芽室消防署長、渡辺氏、上田消防局長。
2019年07月25日

第48回全道消防救助技術訓練指導会に出場します

令和元年7月20日(土)札幌市消防学校で開催される「第48回全道消防救助技術訓練指導会」に、とかち広域消防局から6消防署18名が出場します。

 全道消防救助技術訓練指導会は、救助技術の高度化に必要な基礎的要素を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、全道の消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる隊員を育成し、全道民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的として、毎年開催されています。

 大会には、「陸上の部」・「水上の部」が各8種目あり、十勝からは「陸上の部」の5種目に出場します。出場隊員は、全国大会への出場を目標に日々訓練に励んでいます。

 

【出場種目及び出場隊員】


【種目概要】

ロープブリッジ渡過

水平に張られた20mのロープを、往路はロープの上をうつ伏せで渡る「セーラー渡過」、復路はロープの下を伝う「モンキー渡過」という手法で渡ります。

 

はしご登はん

命綱をつけた後、高さ15mの垂直のはしごを登ります。災害時の建物への進入など、消防活動には欠かせない訓練です。
ロープ応用登はん

ロープを登る隊員と地上から補助する隊員、2人1組で協力し、資機材を使わずにロープを15m登ります。
ほふく救出

要救助者役を含む3人1組で、長さ8mの煙道に取り残された要救助者を、空気呼吸器を着装した隊員が救出、安全な位置まで搬送します。火災現場などで煙に巻かれた人を救出するための訓練です。
ロープブリッジ救出

要救助者役を含む4人1組で、向かいの塔へと水平に張られた20mのロープを渡り、取り残された要救助者をロープで吊り下げ、けん引して救出した後、隊員も脱出します。建物内に取り残された人を救出するための訓練です。

2019年07月05日

全国危険物安全協会理事長表彰を受賞されました

6月3日に東京都で行われた全国危険物安全大会において、中札内村危険物安全協会の吉倉孝尚会長が、全国危険物安全協会理事長表彰を受賞されました。

また、6月14日には中札内村役場を訪れ、森田村長に受賞報告をしました。

 

吉倉会長は、平成10年に同協会に入会、平成18年に会長に就任し、協会設立20周年事業では、中札内村幼年消防クラブに子供用防火衣とヘルメットを寄贈するなど、防火思想の普及、協会の発展に尽力されています。

 

中札内村役場で受賞報告をする吉倉会長(左)と森田村長(右)

2019年06月24日

応急手当普及啓発用資器材が寄贈されました

令和元年5月24日(金)とかち広域消防局庁舎で、日専連とかち女性会様から帯広消防署に対し、応急手当普及啓発用資器材としてプロジェクター1台、タブレットパソコン2台が寄贈され、上田消防局長から感謝状を贈呈いたしました。

 

寄贈された資器材で救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」を活用した救急車を呼ぶ方法や画面上に絵や文字を書き込みプロジェクターで投影することで、ホワイトボードのような活用が可能となります。

応急手当普及講習等で使用し、これまで以上にわかりやすく、充実した普及啓発活動に取り組みます。

 

 

日専連とかち女性会干場会長(前列中央)と上田消防局長(前列右から二人目)

 

寄贈されたプロジェクターとタブレットパソコン一式

2019年06月05日

平成31年度十勝川温泉旅館組合消防訓練を実施しました

平成31年4月15日(月)、観月苑において十勝川温泉旅館組合主催のもと、同組合員のほか、各消防署及び音更町消防団から延べ109名が参加し、訓練を実施しました。


本訓練は、ホテルの自衛消防組織と消防機関の連携強化を図り、災害発生時における消防活動に万全を期することを目的として行われました。
自衛消防組織は、119番通報、避難誘導及び屋内消火栓による初期消火に加え、ホテル内で発生した負傷者を救出し救急隊へ引継ぐ訓練を行いました。
消防隊は、放水訓練、梯子車及び三連梯子を使用し逃げ遅れた要救助者の救助訓練を行いました。

今後も、住民の安全・安心を第一に、関係機関との連携を強化していきます。

 

 

2019年04月26日

救急ワークステーション運営に関する協定を締結しました

平成31年3月27日、とかち広域消防事務組合とJA北海道厚生連帯広厚生病院は、同病院において「救急ワークステーション運営に関する協定」の締結式を執り行いました。

今後は指導救命士を配置し、医療機関との連携強化を図り、救急隊員の教育、災害発生時の活動拠点として4月から運用を開始します。

2019年03月27日

鹿追消防署・清水消防署・新得消防署による合同訓練を実施しました

平成31年2月28日(木)、鹿追町内の町民ホールにおいて、各消防署から28名が参加し、合同訓練を実施しました。


十勝管内の消防が広域化したことで、市町村間の垣根を越えた出動が可能となったことから、近隣町での火災・救助における現場活動の連携強化を図るため、鹿追消防署、清水消防署、新得消防署の3署による合同訓練を実施しました。


今回の訓練では、施設内機械室からの出火を想定し、先着隊・後着隊・指揮隊の3隊に分かれ、濃煙内検索訓練や指揮隊による現場指揮などを行い、消防署間の連携を深めました。


今後も住民の生命・身体・財産を守るため、連携強化・技術向上に努めてまいります。

 

2019年03月13日

第43回道東地区消防職員意見発表会が開催されました

1月18日に北見市の北見地区消防組合消防本部にて、第43回道東地区消防職員意見発表会が開催されました。

 

道東地区消防職員意見発表会は、全国消防長会北海道支部道東地区協議会の主催で毎年開催され、道東(釧路・オホーツク・根室・十勝)の各管内の消防職員が自らの経験等を踏まえた提言や取り組むべき課題についての意見発表を行っています。

 

今回はとかち広域消防局を含む10消防本部から計16名の職員が出場し、IT技術や情報の効果的な活用、職員の意識改革などをテーマに、時折身振りも加えながら発表を行いました。(十勝からは、昨年12月に行われた第2回とかち広域消防局消防職員意見発表会にて選ばれた上位3名が出場しています。)

 

優秀賞を受賞した2名は、4月25日に札幌市で行われる第45回全道消防職員意見発表会に道東地区代表として出場する予定です。

 

【優秀賞】

 木村 龍介(とかち広域消防局)    ー「AIは消防の頼れるパートナー」

 加藤 宣哉(釧路市消防本部)     ー「レスQRコード板」

【審査員特別賞】

 渡辺 匠馬(北見地区消防組合消防本部)ー「情報は災害を制する」

【奨励賞】

 優秀賞受賞者を除く出場者13名

 

2019年02月05日

北海道消防設備協会帯広支部様から消防歳末警戒へ激励

12月18日(火)に北海道消防設備協会帯広支部様から、消防歳末警戒に従事する消防職団員への激励として非常用食料(カップ麺)552個が帯広消防署と帯広市消防団へ贈呈されました。

本贈呈は、平成25年度から毎年、十勝管内の消防職団員に対して行われています。

山本支部長様からは「年末を迎え、火災による焼死事故防止のため実施される消防歳末警戒時に食してください」とお言葉をいただき、受領した帯広消防署編田署長からは「消防歳末警戒は、厳寒期・夜間の活動となるので、このような激励品は大変ありがたく、心から感謝申しあげます」とお礼を述べました。

左から北海道消防設備協会帯広支部の小川副支部長、池田副支部長、山本支部長、帯広消防署編田署長、加藤副署長、水木指導課長

2018年12月20日

応急手当普及啓発用資器材が寄贈されました

平成30年12月17日(月)帯広市役所で、東光舗道株式会社様及び栗林建設株式会社様から帯広消防署に対し、応急手当普及啓発用資器材としてAEDトレーナー20台、心肺蘇生訓練用人形1セットなどが寄贈され、米沢組合長から感謝状を贈呈いたしました。


寄贈された応急手当普及啓発用資器材は、応急手当に必要な正しい知識と技術をより多くの住民の方が学べるよう普及啓発活動に活用します。

 

 

 

写真左より、栗林建設株式会社代表取締役社長 河西健一様、東光舗道株式会社代表取締役社長 河西智子様、とかち広域消防事務組合 米沢組合長


2018年12月20日

旧帯広厚生病院を使用した消防訓練を実施しました

平成30年12月4日(火)から7日(金)までの4日間、旧帯広厚生病院において各消防署から延べ184名が参加し、訓練を実施しました。


消防庁舎以外の建物を使用した現地訓練を実施する機会が限られている中、本訓練は、JA北海道厚生連様及び解体工事請負業者である株式会社市川組様のご好意により、訓練場所を提供していただいたことで実現しました。
はしご車やロープを使用しての救助訓練や、ドア・ガラスの破壊訓練、火災を想定しての濃煙内検索訓練を行い、各署隊の連携等を確認しました。
今後も、住民の安全・安心を第一に、活動技術の向上に努めてまいります。

 

 

2018年12月13日

第2回とかち広域消防局消防職員意見発表会を開催しました

12月5日(水)にとかち広域消防局庁舎にて、十勝管内の全消防職員を対象とした「第2回とかち広域消防局消防職員意見発表会」を開催しました。

 

消防職員意見発表会は、消防職員が業務に対する提言や改善すべき課題、日々の職務への思い等を自由に発表し、組織の活性化や職員相互の研さんに役立てることを目的に、毎年各地で開催されています。

 

今回は15名の消防職員が、科学技術の発展に伴う業務への提案や消防職団員の育成などをテーマに発表しました。

 

受賞した3名は、来年1月18日(金)に北見市で開催される第43回道東地区消防職員意見発表会に、とかち広域消防局の代表として出場します。

 

【最優秀賞】
木村 龍介(池田消防署)ー「AIは消防の頼れるパートナー」
【優秀賞】
金津 成也(消防局予防課)ー「ARで家庭の火災予防」
岩田 優一(幕別消防署)ー「コミュニケーションの持つ力」
 

 

 

2018年12月10日

スワード市の視察訪問団が消防局を視察

10月26日、米国アラスカ州スワード市から来日したスワード市長ほか視察団10名がとかち広域消防局を訪れました。

スワード市は帯広市の国際姉妹都市で、今年は姉妹都市締結50周年を迎えたためその記念事業として相互派遣を行うこととなり、両市の取り組みについて理解を深める目的の一環で、消防局を訪れたものです。

 

指令センターでは、119番通報から出動までの指令員の対応状況や、大型モニターの地図上に通報者や出動した車両の位置が表示されている様子などを視察する中で、「携帯電話による通報も、地図上に通報者の位置が表示されるのか」という質問があり、携帯電話からの119番通報テストを行い、実際の様子を確認しました。

帯広消防署では、救助工作車とはしご車について積載品の説明を受け、防火服の試着や空気呼吸器を背負うことでそれぞれの重さを体感し、はしご隊の活動の様子を確認するなど、通訳を交えながら熱心に耳を傾けていました。

スワード市長は最後に、感謝と敬意を表したいとして救助隊員と固い握手を交わしました。

 


2018年11月02日

帯広厚生病院災害訓練に参加しました

平成30年10月6日(土)に新帯広厚生病院で平成30年度帯広厚生病院災害訓練が開催され、消防局から63名が参加しました。
地震により多数の傷病者が発生した想定で訓練を行い、消防隊による現場での救護活動、救急隊による医療機関への搬送、救急隊から医療機関への傷病者引継ぎといった一連の流れを再確認しました。
今後も、住民の安全・安心を第一に、関係機関との連携を強化していきます。

 

2018年10月25日

マレーシアの消防士が十勝の広域消防を研修

平成30年8月から9月にかけて、マレーシアの消防関係者7名が来日し、日本の消防・防災についての研修を行いました。

 

この研修はJICA(国際協力機構)の青年研修「広域消防・救急救命コース」のプログラムです。

マレーシアでは高地、山岳地帯が多く森林火災がおきやすい地理的な課題や、近年は地震による地形の変化に伴う洪水の発生、また産業の高度化から化学薬品の使用の増などでリスクが増している危険物災害に対する隊員の知識や経験の不足、財政的な課題などがあり、今回は一昨年広域化した十勝の消防を参考に、限られた設備・人員の中でいかにして効率的・効果的な活動を行うかをテーマとした研修を行いました。

 

とかち広域消防局では数日間に渡って様々な講習を実施し、十勝全域からの119番通報を受け付ける指令センターの見学などを行ったほか、帯広消防署員による救急救命講習なども行われました。

 

その後、上士幌消防署にも訪れ、担当者から森林火災や消防団についての説明を受けました。日本では地域住民が自主的に消防活動などを行う消防団が古くから組織されており、研修員は署員と団員の良好な関係と防災意識の高さに驚いていました。

 

研修の最後には、研修員による発表会が行われ、テーマごとに日本で学んだことを発表していました。特にマレーシアでは、消防車と同時に出動する救急車には応急手当をする救急隊員しかおらず、保健省管轄の救急車に同乗する救急救命士が到着するまでの応急手当を行うにとどまることから「保健省管轄の救急業務と消防局の救急業務を日本のシステムのように統合できたら、救命率の向上や到着時間の短縮とコストの削減も期待できる」と話していました。

 

2018年09月18日

宮坂建設工業株式会社との合同訓練を実施しました

平成30年8月28日(火)帯広市西3条南9丁目1 旧イトーヨーカドーのビルの解体工事現場で、帯広消防署と宮坂建設工業株式会社が合同で救助訓練を行いました。


この訓練は、大規模災害発生時における民間会社と消防部隊の連携を図り、迅速な災害への対応を目的としたもので、市内で震度7の地震が発生し、解体中の建物が倒壊して作業員が下敷きになった想定で行いました。

帯広消防署から消防車2台8名、宮坂建設工業株式会社から重機を含め、車両2台8名の社員が参加し、解体用重機で大きながれきを撤去後、消防署員と同社社員が連携して要救助者をがれきの中から救出しました。

今後も市民の安全、安心を第一に各関係機関と連携した訓練を強化していきます。

 

2018年09月05日

消防協力団体感謝状贈呈式(パナソニックスイッチングテクノロジーズ株式会社様)

平成30年5月28日、とかち広域消防局において消防協力団体に対する感謝状贈呈式を行いました。
受領団体はパナソニックスイッチングテクノロジーズ株式会社様で、協力して救急救命活動を行ったことにより男性の命が救われました。


【救急事案の概要】
平成30年3月15日15時57分頃、帯広市西25条北1丁目の同社内事務所において、54歳の男性従業員が突然意識を失い倒れました。居合わせた従業員、駆けつけた従業員が一丸となり、迅速な救命処置の開始、119番通報、社内に設置していたAEDによる電気ショックを行い、実施者を交代しながら有効な胸骨圧迫を継続したことにより救急隊到着時には呼吸と脈拍が回復しました。
その後男性は搬送中の救急車内で意識を取り戻し、現在、後遺症もなく無事に退院されております。

パナソニックスイッチングテクノロジーズ株式会社様につきましては、帯広消防署が推進する救命アシスト事業の協力事業所として平成26年6月30日に認定されて以来、充実した応急手当ができる職場環境整備にご尽力いただき、多くの従業員様に応急手当普及講習を受講いただいております。

この環境下のもと、救命のリレーが途切れることなく繋がり、迅速かつ的確な処置の実施によって尊い命が救われたものであります。


代表取締役社長山本氏は「講習受講の成果を発揮し、大切な職員を救ってくれた職員一同に大変感謝している。今後も継続して講習を受講できる環境を整え、多くの職員や来客者を守って行きたい。」品質保証部品質評価課課長石原氏は「救命処置やAEDの使用について、講習を思い出し実施することができた。私たちの救命処置で同僚の命を救えてうれしく思う。」と話されていました。

代表取締役社長山本氏へ、上田消防局長より感謝状が贈呈されました。

 

後列左から上岡様、佐藤様、編田帯広消防署長。
前列左から松尾様、山本様、石原様、上田消防局長。
2018年05月28日

第27回全国消防長会警防防災委員会が開催されました

全国消防長会警防防災委員会が5月10日(木)に帯広市で開催されました。

 

この会議は、全国の消防長と関係団体が、情報交換を通じて業務の改善や課題の解決を図るもので、来賓の総務省消防庁消防・救急課対策官手塚康長様、北海道総務部危機対策局長辻井宏文様ご臨席のもと64の消防本部・組織から93名の消防長及び関係職員が出席しました。

 

今回は、「労働安全衛生規則等の改正を踏まえた消防活動の安全性向上について」など2件の議案と、事前に各消防本部から提出された「消防水利の整備率向上に向けた取組みについて」など4件の情報交換及び7件の情報提供が行われ、実りある会議となりました。

2018年05月28日

消防協力者に対する感謝状贈呈式

平成30年5月7日、とかち広域消防局にて、消防協力者に対する感謝状贈呈式を行いました。
受領者は田中めぐみ氏、佐藤美津子氏、千葉養子氏、早川昌映氏の4名で、協力して救急救命活動を行ったことにより女性の命が救われました。

【救急事案の概要】
平成30年3月4日10時45分頃、帯広市西4条南13丁目とかちプラザ内において、スポーツレクリエーションの講座に参加されていた71歳の女性が突然意識を失い倒れました。その物音を聞いた千葉氏が駆け寄ったところ、反応、呼吸が無かったため情報収集と協力者への指示を行い、佐藤氏は気道の確保、早川氏は119番通報とAEDの要請、田中氏はAEDの搬送と胸骨圧迫を実施。AED到着後には、メッセージに従い田中氏が電気ショックを2回実施し、心肺蘇生を継続し到着した救急隊に引き継ぎました。女性は現在、後遺症もなく無事に退院されています。
迅速かつ的確な応急処置を施し救急隊へと引き継がれ、救命のリレーによって女性の命が救われたものです。

救命活動を行った4名には、上田消防局長より感謝状が贈呈されました。

前列左から早川氏、千葉氏、佐藤氏、田中氏、上田消防局長。

2018年05月07日

第42回道東地区消防職員意見発表会が開催されました

1月19日に帯広市のとかち広域消防局庁舎にて、第42回道東地区消防職員意見発表会が開催されました。

 

道東地区消防職員意見発表会は、全国消防長会北海道支部道東地区協議会の主催で毎年開催され、道東(釧路・オホーツク・根室・十勝)の各管内の消防職員が自らの経験等を踏まえた提言や取り組むべき課題についての意見発表を行っています。

 

今回はとかち広域消防局を含む9つの消防本部から計17名の職員が出場し、救命講習の重要性や職員の能力向上などをテーマに、時折身振りも加えながら発表を行いました。(十勝からは、昨年12月に行われた第1回とかち広域消防局消防職員意見発表会にて選ばれた上位5名が出場しています。)

 

優秀賞を受賞した2名は、4月26日に札幌市で行われる第44回全道消防職員意見発表会に道東地区代表として出場する予定です。

 

【優秀賞】

 金山 豊 (とかち広域消防局)    ー「消防広域化無限の可能性」

 高橋 秀行(北見地区消防組合消防本部)ー「産科救急の不安解消を目指して」

【奨励賞】

 優秀賞受賞者を除く出場者15名

 

2018年01月19日

北海道消防設備協会帯広支部様から激励をいただきました

12月26日に、北海道消防設備協会帯広支部様から、消防歳末警戒に従事する消防職団員への激励としてカップラーメン(360食)が贈呈されました。

 

北海道消防設備協会帯広支部様には、平成25年から毎年、十勝管内消防職団員に激励をいただいており、本年度は本別町・足寄町・陸別町の3消防団・3消防署に贈呈されました。

 

山本支部長様からは「日頃より住民の安全と安心のためにご活躍いただいている消防職団員の皆様に感謝とお礼を申し上げます。年末を迎え、火災による事故防止を図るため実施されます消防歳末警戒の際に、消防職団員の皆様で食してください。」とお言葉をいただき、代表して受領した足寄消防署大竹口署長からは「十勝管内でも寒さの厳しい本別、足寄、陸別において年末の悲惨な事故を防止するための歳末警戒の実施にあたり、このような心温まる激励を頂き感謝申し上げます。」とお礼を申し上げました。

左から北海道消防設備協会帯広支部の池田副支部長、青柳副支部長、山本支部長、足寄消防署大竹口署長、本別消防署小坂署長、陸別消防署高橋署長

2017年12月26日

中南米の消防士が十勝の広域消防を研修(帯広市・浦幌町)

12月の3日から20日にかけて、中南米から12名の消防士・救急救命士が来日し、十勝の消防・救急などについて研修を行いました。

 

この研修は、JICA(独立行政法人国際協力機構)による開発途上国の青年研修の一環で、とかち広域消防局での研修を中心とした「広域消防・救急救命コース」は昨年に続いて今年で2年目。今回は中南米の5カ国(アンティグア・バーブーダ、ベリーズ、セントクリストファー・ネーヴィス、セントルシア、スリナム)からの参加となりました。

 

研修では、日本の消防組織の成り立ちや十勝の消防体制などのほか、浦幌消防署を訪れて津波災害への対策などについても説明が行われました。

 

研修を終えた研修生からは、中央集中型の指令システムや日本に古くからある消防団が災害対応力の強化につながるとして自国でも参考にしたいと話していました。

2017年12月20日

第1回とかち広域消防局消防職員意見発表会を開催しました

12月1日(金)に帯広市のとかち広域消防局庁舎にて、第1回とかち広域消防局消防職員意見発表会が行われました。

 

消防職員意見発表会は、消防職員が業務に対する提言や改善すべき課題、日々の職務への思い等を自由に発表し、組織の活性化や職員相互の研さんに役立てることを目的に、毎年各地で開催されています。

 

とかち広域消防局消防職員意見発表会は、十勝管内の全消防職員を対象としたもので、消防広域化により今回が初の開催となりました。

 

発表会では、防災対策や住民との接し方などをテーマに19名の消防職員が発表を行いました。

 

受賞した上位5名は、来年1月19日(金)に開催される道東地区消防職員意見発表会に出場する予定です。

 

【最優秀賞】
金山 豊(消防局総務課)ー「消防広域化無限の可能性」
【優秀賞】
藤田 唯翔(池田消防署)ー「ぼうさいダックで幸せな未来に」
神垣 隆行(浦幌消防署)ー「亡き父に捧げる救命の輪」
【奨励賞】
浪波 隼人(帯広消防署)ー「言葉の力」
佐藤 恭兵(幕別消防署)ー「やさしさの大切さ」

 

2017年12月01日

応急手当普及啓発資器材が寄贈されました!

一般財団法人救急振興財団から当組合に応急手当普及啓発資器材が寄贈されました。

 

寄贈された資器材は、心肺蘇生訓練用人形(成人)、心肺蘇生訓練用人形(乳児)及びAEDトレーナー各1点の計3点で、鹿追消防署に配置し、各種救命講習の際に活用します。

 

なお、本事業においては、一般財団法人日本宝くじ協会の助成を受けています。

2017年10月02日

「表示マーク(金)」が十勝管内の9宿泊施設に交付されました

十勝管内の9つの宿泊施設に、消防法令等の防火基準に適合していることを示す表示マーク(金)を交付しました。

 

表示マーク(金)は、ホテル・旅館等の宿泊施設で消防法令等の防火基準に適合している場合に交付される表示マーク(銀)を3年間継続して交付されていることが条件で、管内では今回が初めての交付となります。

 

この制度は、2012年に広島県のホテルで発生し7名が死亡した火災を機に、総務省消防庁より2014年に開始されました。3階建て以上、収容人員30人以上の宿泊施設が対象で任意の制度になりますが、表示マークを掲示することにより、高い防火意識と安全性をPRすることができるものです。

詳しくはこちら(ホテル・旅館等に係る表示制度)

 

 

【金の表示マークが交付された宿泊施設一覧】

帯広市 リッチモンドホテル
カーサーインホテル
森のスパリゾート北海道ホテル
東横インとかち・帯広駅前
プレミアホテル-CABIN-帯広
音更町 ホテル大平原
十勝川温泉第一ホテル
観月苑
新得町 サホロリゾートホテル

                                            

お問い合わせ・お申し込み先

〒080-0016 帯広市西6条南6丁目3番地1
とかち広域消防局3階 予防課予防指導係
TEL:0155-26-9124 FAX:0155-26-9120

2017年08月09日

小型ビデオカメラが寄贈されました!

国際ソロプチミスト帯広から当組合に小型ビデオカメラが寄贈されました。

 

国際ソロプチミストは、実業界で活躍する女性、専門職に従事する女性の国際ボランティア奉仕組織で、地域社会と世界中で女性と女児の生活を向上させる活動をされています。

 

寄贈された小型ビデオカメラは、消防隊員のヘルメットに装着できるもので、帯広消防署に配備され、災害現場での撮影などに使用されます。撮影した臨場感のある実災害の映像は、災害事例の研究手段の一つとして、若手職員の育成に活用したり、避難訓練等で上映することにより、市民の各種災害に対する安全意識の向上を図るなど、様々な利用が期待できます。

帯広消防署の上田署長(左)と国際ソロプチミスト帯広の田中会長(右)

2017年08月02日

平成29年度全国消防長会北海道支部道東地区協議会総務事務研究会及び全国消防協会北海道地区支部道東支部協議会総務事務研究会を開催しました

全国消防長会北海道支部道東地区協議会と全国消防協会北海道地区支部道東支部協議会の平成29年度総務事務研究会が7月20日(木)に帯広市で開催されました。

 

総務事務研究会は、地域の消防職員同士で情報交換を行い、業務の改善や課題の解決を図るもので、今回は道東地区にある12の消防本部から51名の消防総務担当職員が出席しました。

 

事前に各消防本部から挙がっていた4つの議題について活発な意見交換が行われ、実りある研究会となりました。

2017年07月20日

平成29年度十勝川温泉旅館組合防災訓練を実施しました

平成29年4月12日(水)十勝川温泉ホテル大平原にて、十勝川温泉旅館組合と帯広消防署、音更消防署、音更消防団、幕別消防署及び消防局との合同防災訓練を実施しました。

 

本訓練は、十勝川温泉旅館組合と消防機関の連携を強化し、災害発生時の消防活動に万全を期すことを目的としたもので、ホテル大平原にて火災が発生し、ホテル内に要救助者が数名いるという想定で行われました。

 

宿泊者の避難誘導、初期消火及び要救助者の救護等をホテル従業員、自衛消防組織及び消防機関が相互に連携し救護活動を実施しました。

 

消防隊が到着するまで、自衛消防隊が屋内消火栓を使用した初期消火を実施しました。

 

幕別消防署は、ホテル内に取り残された要救助者の救出及び連結送水管を用いた消火作業を行いました。

 

屋上に避難した要救助者は、帯広消防署が梯子車により救助し、2階屋外に避難した要救助者は音更消防署が梯子を使用して救助しました。

 

2017年04月12日

中南米の消防士が十勝の広域消防を研修

今年の2月から3月にかけて、中南米諸国の消防関係者11名が来日し、帯広や札幌などを訪れて、日本の消防・防災についての研修を行いました。

 

この研修は今年度から始まったJICA(国際協力機構)の青年研修「広域消防・救急救命コース」のプログラムで、今回は1月に行われたトルコの研修に続いて2回目。

 

研修に参加したのは、アンティグア・バーブーダ、ベリーズ、ドミニカ国、グレナダ、ガイアナ共和国、ジャマイカ、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントヴィンセント及びグレナディーン諸島の9カ国。これらの国のほとんどはカリブ海に浮かぶ小さな島国で、財政的な理由から十分な消防体制が整っていない国が多く、今回の研修では昨年広域化した十勝の消防を参考に、限られた設備・人員の中でいかにして効率的・効果的な活動を行うかを学びに来ました。

 

とかち広域消防局では数日間に渡って様々な講習を実施し、十勝全域からの119番通報を受け付ける指令センターの見学などを行ったほか、帯広消防署員によるロープ救助実習や救急救命講習なども行われました。

 

その後、広尾消防署にも訪れ、担当者から地震・津波への備えや消防団についての説明を受けました。日本では地域住民が自主的に消防活動などを行う消防団が古くから組織されており、研修員らはその防災意識の高さに驚いていました。

 

研修の最後には、研修員らによる発表会が行われ、国ごとに日本で学んだことを発表していました。特に最新の指令システムが現場到着時間の短縮につながるという声が多く、「自分の国でも導入したい」と話していました。

 

2017年03月03日

トルコの消防士ら13人が来日(JICA青年研修)

1月18日から24日にかけて、トルコから来日した消防・救急関係者13名がとかち広域消防局を訪れ、日本の広域消防・救急救命について研修を受けました。

この研修は、開発途上国への支援を行っているJICA(国際協力機構)が今年度2回実施する青年研修「広域消防・救急救命コース」の1回目。トルコでは技術や資材の不足から消防・救急救命体制が整っていない地域が多くあり、限られた設備・人員の中で効率的・効果的な活動を行う日本の広域消防・救急救命について学ぶことを目的としています。

研修では日本の消防組織についてや、十勝で消防が広域化された背景などを説明したほか、119番通報を受け付ける指令センターや消防・救急車両の見学も行い、研修員の皆さんからは熱心に質問がされていました。

研修に参加したムスタファ・オズトゥルクさんは、「消防という同じ業務に携わっている人達と交流ができたことをうれしく思う。トルコも日本と同じような消防車を使っているが、細かいところで違いがあり、消火技術の向上を追及する上で参考になる点がたくさんあった。」と話していました。

25日には足寄消防署でも研修を受け、その後札幌にも市民防災センターなどの見学に行く予定となっています。

2017年01月25日

北海道消防設備協会帯広支部様から激励をいただきました

12月22日に、北海道消防設備協会帯広支部様から、消防歳末警戒に従事する消防職団員への激励としてカップラーメン(350食)が贈呈されました。

北海道消防設備協会帯広支部様には、平成25年から毎年十勝管内消防職団員に激励いただいており、本年度は清水町・新得町・芽室町の5消防団・3消防署に贈呈されました。

山本支部長様からは「日頃より住民の安全と安心のためにご活躍いただき感謝を申し上げます。これから年末を迎え、火災による事故防止を図るため実施されます消防歳末警戒の際に、消防職団員の皆様で食してください。」とお言葉をいただき、代表して受領した清水消防署濱田署長からは「今年は8月の一連の台風災害など消防職団員は大変な苦労をした1年となりました。年末の悲惨な事故を防止するため、厳寒の中警戒業務や予防広報を実施するにあたり、このような心温まる激励を頂き感謝申し上げます。」とお礼を述べました。

左から北海道消防設備協会帯広支部の池田副支部長、青柳副支部長、山本支部長、清水消防署濱田署長、新得消防署増田署長、芽室消防署北課長

2016年12月22日

白いLの会様からご寄贈をいただきました

12月21日に「白いLの会」様から、平成28年度チャリティー活動としてカップラーメン(300食)のご寄贈をいただきました。

「白いLの会」は1984年に帯広と音更の6つのライオンズクラブ有志で、情報交換と親睦を目的に創立された団体。毎年チャリティー活動で様々な団体への寄贈を行っており、十勝の消防が広域化される以前の帯広市消防本部にもご寄贈をいただいています。

今回の寄贈について、「白いLの会」羽田野浩利会長から、「日頃から住民の安全を守っている消防に感謝している。寒い中でも24時間体制でがんばっている皆さんに体力をつけていただきたい」と、ねぎらいのお言葉をいただきました。

小田原消防局長に目録を贈呈する「白いLの会」羽田野会長(左)

2016年12月21日

命を救った4人のリレー~消防協力者に対する感謝状授与式

平成28年12月12日にとかち広域消防局にて、消防協力者に対する感謝状授与式を行いました。協力者は志村和信氏、渡邊久恵氏、吉田勉氏、春山文代氏の4名。4名は平成28年10月3日にエスタ帯広で突然意識を失った男性に対し、協力して救急救命活動を行ったことにより男性の命を救いました。

【救急事案の概要】
平成28年10月3日9時35分頃、帯広市西2条南12丁目にあるエスタ帯広内において、ハローワークを訪れていた57歳男性が突然意識を消失し卒倒。その物音を聞いたハローワーク職員の志村氏が駆け寄ったところ、反応、呼吸が無かったため、周囲に119番通報とAEDを取りに行くよう依頼し、胸骨圧迫を実施。志村氏の依頼により、ハローワーク職員の春山氏が119番通報、隣接するジョブカフェ帯広職員の渡邊氏がAEDを取りに向かいました。JR帯広駅警備員で救命講習受講歴のある吉田氏は、急病人発生の情報を聞き駆け付け、志村氏と交代し胸骨圧迫を実施。ほぼ同じくしてJR帯広駅1階中央の待合室から渡邊氏がAEDを持って到着。志村氏、春山氏と協力し3人でAEDを装着。AEDによる解析の結果、電気ショック適応の判断があり、電気ショックを実施したところ、急病人が意識を取り戻したもの。

男性は現在、後遺症もなく軽快退院しており、迅速かつ適正な応急処置を施し救急隊へと引き継いだ、まさに救命のリレーによって男性の命を救ったものです。

救命活動を行った4名には、小田原消防局長より感謝状が授与されました。

前列左から春山氏、吉田氏、志村氏、渡邊氏。

2016年12月12日

従業員一丸で救命処置~消防協力団体感謝状授与式

9月7日(水)14時から、迅速かつ適切な応急処置により男性従業員の命を救った士幌町振興公社様に対する「消防協力団体感謝状授与式」を士幌町コミュニティセンターにおいて行いました。

当日は、小林康雄士幌町長も同席される中、小田原消防局長から代表として出席された松岡取締役工場長に感謝状を授与しました。

本事案は、6月14日に同公社内の食堂において、60歳の男性従業員が突然意識消失し心肺停止に陥った際に、松岡工場長を中心に従業員が一丸となり、心肺蘇生や119番通報、公社に設置していたAEDによる電気ショックを行い、救急隊到着時には呼吸と心拍が回復していたもので、まさに救命のリレーよって救命にいたったものです。

現在男性従業員は、入院治療を終え退院し通常の日常生活が送れるまで回復しており、松岡工場長は「AEDを設置していて本当に良かった。今後も従業員が救命講習を受講できるよう取組んで行きたい。」と話されていました。

2016年09月07日

「とかち広域消防事務組合」設立法定協議及び協議書合同調印式が行われました

とかち館において「とかち広域消防事務組合設立にかかる法定協議及び合同調印式」が行われました。今回の調印をうけて、十勝管内には6つの消防本部がありましたが、北海道知事への申請を経て、平成28年4月から十勝管内を1つにまとめる「とかち広域消防局」が業務を開始します。

2015年02月20日